結婚間近の26歳ニートが思うこと

もうすぐ結婚するニートが思ったこと、日々のことを書き留めるものです

家を継ぐということ

今の時代、家を継ぐってどーなの?

てか、それなに?具体的にどうすることを言うの?

私もよくわかりません。

でも、その言葉に物心ついた時からずーっと悩まされてきました。

 

ここでは家業ではなく、名前を継ぐ方で話を進めます。

 

私は長女で妹が一人います。うちには男の子がいません。

小さいころから、祖父には

「長女だから婿をもらわないといけない」「両親を大事にしなさい₍面倒見なさい₎」

と言われてきました。

だから、大きくなったらお婿さんを貰うんだ!となんとなーく思っていました。

でもまあ、そう都合良く婿に行くよ!なんて言ってくれる方とお付き合いできるわけでもなく。

婿に来てくれる人を好きになる能力なんてのもなく。

ましてや私はモテないので、そんな選べる立場でもなく。

無理じゃね?と思い始めて、なんだかこの婿を貰わなければいけない立場みたいなのが腹立たしくて仕方なくなりました。

今までお付き合いした方も少ないのですが皆長男で、まだ結婚を考えてない状態でありながら、婿か、んー、婿ねぇ。と悶々としておりました。

 

まあそうやって過ごす中で、友人や会社の先輩方にこの話題について質問し、いろいろお話を聞きました。

 

ある50代の女性は2人姉妹の妹で、姉が先に結婚することになったそう。そこで、姉とその旦那様が来て「私はこと人の家に嫁に行くから、あんたが婿を取って家を継いでくれ」と言われたそうです。何とも勝手な話だと思ったそうですが、その方はお姉さんの言う通り、お婿さんを貰い家を継いだそうです。

50代ということもあり、家を継ぐのが当たり前という考え方だったんでしょうね。ちゃんとお婿さんもらえるなんてすごいですよね。

私もこの作戦で行くか!とか思ったり。

 

友人に三姉妹で、みーんな嫁いでいった子がいます。名前がなくなるのはさみしいけど、仕方ないことだそうです。

まあそうだよな。

 

バイト先の先輩は、当時25歳で一人っ子の長女でした。その方の家は好きな人と一緒になったらいいと両親は言ってくれてたそうですが、先輩自身が「墓守のこととか考えると少し悩むよねー」と。

「え?墓守?」目からうろこでした。

両親の介護までは想像していたのですが、お墓の管理となると、私が生きてる間はできても、死んだ後誰がするの?

私が生きている間に永代供養とかそういう形をとることになると思います。

別にもういない人のことを気にすることもないと思うけど何か寂しく申し訳なく感じます。

 

で、私の家の場合ですが。

先祖代々なかなか子が出来ず、養子を取って家を守っていたそうです。(その時点でもう血も名前もあったもんじゃないと思うのですが)

そして私の父がやっとできた男の子。でもその子どもは女の子のみ。

両親は「あなたの幸せが一番よ」と言ってくれているのですが

母が昔「男の子が産めず、私の代で終わらせてしまうのは申し訳ない」というようなことを言ったのを覚えています。

介護の問題も心配です。嫁に行ってしまうと、実の両親に使える時間もお金も自由には取れないだろうし。

と、まあぐじぐじと悩んでいるわけです。

妹にこんなことで悩んでると話すと

「先のことは、なってみないとわからないし、今悩んでも仕方ない。婿養子とかのことで悩んでお姉ちゃんが我慢しているのはこっちまで気になるし私にとっても迷惑だ」

というようなことを言われました。

気にしないで幸せになれ!ということだったのだろうと思いますが、何を能天気なことを!!!!と腹立たしく泣けてきたことを思い出します。

 

 

そんな感じでずーっと悩んでいました。

で、今の彼とお付き合いして結婚の話が出始めたころ。

一応、長男でしたけど一応「婿養子とかどう?」と聞いたことがあります。

「考えたことなかったし、いやかなーw」と即答。

まあそうだよね。女の子が嫁ぐってのが普通だもんねそうだよね。

その慣習もなんか腹立つんですけど、まあ置いといて。

あんなに悩んでいたのに、「私はこの人と結婚する、嫁に行く」と簡単に決めました。

するとあんなにうるさかった祖父も、あっさりと喜んでくれて「○○の幸せが一番」とか言いながら涙ぐむ始末。

案ずるより産むが易しとはこのことか!

妹の言ってたことが正解だったなーと思った姉でした。

この先どんな問題が待ち受けているかわからないけど、彼とならなんとかやっていける気がしています。